コラム:コンタクト装用時はまばたきをお忘れなく!

目が悪い人もそうでない人もコンタクトレンズを気軽に使用できる時代になりました。視力を調整するだけでなく、目が良い人でも瞳を大きく見せるものや瞳の色を変えるためにコンタクトを使用するからです。

コンタクトを使用するのに涙は無くてはならないものです。それはコンタクトが瞳に貼りついて傷をつけてしまうのを防ぐ働きをしているからです。

瞳とレンズの間には薄く涙の層が出来ています。これは人間の目の構造上瞬きをして目を閉じると瞳は上部へくるりと上がってしまいます。その時に涙の層がコンタクトが一緒に上に上がるのを防ぎそのままの位置へとどめる潤滑油の働きをします。

涙に必要な瞬きは成人男性で1分に20回、女性で15回ほどします。その度にコンタクトを正常な位置にとどめるためには涙が必要不可欠なのです。PCやスマートフォン、タブレットなどを長時間使用していると、自然と瞬きの回数が少なくなって、ドライアイになりやすくなります。出来るだけ意識して瞬きをし涙をキープするのがいいのですが、ドラッグストアなどで、ドライアイ用や涙の成分に近い点眼薬などが購入できますので、それらを使用するのも目を傷つけずにコンタクトを使用するのに役立つでしょう。